ブレーカーが戻らない・リセットできない原因と対処法|電気工事士が解説
ブレーカーが落ちた後、スイッチを上げても戻らない・リセットできないとお困りではありませんか。実はこれは「電気の使いすぎ」だけでなく、漏電やショートといった危険なトラブルが続いているサインのこともあります。この記事では、福岡・佐賀で電気工事を手がける電気工事士の有資格者が、ブレーカーが戻らないときの正しいリセット手順と、それでも復旧しない場合に考えられる原因・対処法を分かりやすく解説します。
目次
ブレーカーが「戻らない」のは異常が続いているサイン
ブレーカーは、電気の流れに異常があると自動で電気を遮断して、火災や感電を防ぐ安全装置です。スイッチを上げてもすぐに落ちてしまう、あるいは中立の位置で止まって戻らないときは、その異常がまだ解消されていないことを意味します。
無理に何度も入れ直すと、配線や機器に負担がかかり、かえって危険な状態を招くこともあります。まずは落ち着いて、ブレーカーの種類と原因を切り分けていくことが大切です。ブレーカーが頻繁に落ちる原因そのものについては、ブレーカーが頻繁に落ちる原因は?放置のリスクと対処法でも詳しく解説しています。
まず試したい正しいリセット手順
中立で止まっている場合は一度「切」にする
ブレーカーのスイッチが「入」と「切」の中間(中立)で止まっていると、そのままでは「入」にできません。一度スイッチを「切(OFF)」の方向へ、カチッと音がするまでしっかり押し下げてから、改めて「入(ON)」に上げてください。この操作で内部の安全機構がリセットされ、正常に復旧することがあります。
漏電ブレーカーが落ちたときは原因の回路を特定する
分電盤の中で大きめのスイッチが落ちている場合、漏電ブレーカーが作動している可能性があります。このときは、次の手順で原因の回路を探します。
① すべての安全ブレーカー(小さいスイッチ)を「切」にする
② アンペアブレーカーと漏電ブレーカーを「入」に戻す
③ 安全ブレーカーを1つずつ「入」にしていく
安全ブレーカーを入れた瞬間に漏電ブレーカーが再び落ちたら、そのスイッチがつながっている回路のどこかで漏電が起きています。原因の回路が分かったら、その部屋の電化製品の電源を切り、コンセントからプラグを抜いておきましょう。漏電ブレーカーの仕組みは漏電遮断器(漏電ブレーカー)の役割と動作原理で詳しく説明しています。
それでも戻らない・すぐ落ちる時に考えられる原因
正しい手順で操作してもブレーカーが「入」にならない、または入れた瞬間にまた落ちてしまう場合は、電気の使いすぎではない、より深刻な原因が考えられます。
▶ 漏電 配線の劣化や、家電内部での漏電が続いていると、漏電ブレーカーは何度入れても落ちます。
▶ ショート(短絡) 配線やプラグの内部で電線同士が接触すると、大きな電流が流れて瞬時に遮断されます。焦げたにおいや黒ずみがある場合は要注意です。
▶ ブレーカー本体の劣化・故障 長年使った分電盤やブレーカーそのものが寿命を迎え、正常に復帰できなくなることもあります。
焦げ臭いにおいや、コンセント・分電盤の変色をともなう場合は、火災につながる危険があります。すぐに使用をやめ、専門業者に相談してください。
無理は禁物|配線・漏電の修理は電気工事士へ
漏電やショートの修理、分電盤やブレーカーの交換には、配線を扱う作業が伴います。こうした作業は電気工事士法により、電気工事士の有資格者でなければ行えません。資格のない方が自分で配線を触ると、感電や火災の危険があるうえ、法律違反にもなります。
原因の回路までは自分で特定できても、その先の修理は無理をせずプロに任せるのが安全です。漏電、ブレーカー、換気扇修理119番では、電気工事士の有資格者が原因を調査し、必要な修理を行います。サービス内容はブレーカー修理のページもご覧ください。
福岡・佐賀でブレーカーが戻らない時は漏電119番へ
ブレーカーが戻らない状態を放置すると、電気が使えないだけでなく、漏電火災のリスクが続くことになります。福岡市・北九州市・久留米市をはじめ福岡県全域と佐賀県の主要エリアで、年中無休24時間対応・最短即日でお伺いします。見積りと出張費は無料ですので、「何度入れてもブレーカーが落ちる」「中立から戻らない」といったときは、お早めにご相談ください。