飲食店・店舗の電気容量不足を解消する方法|動力と電灯契約の違い

飲食店・店舗の電気容量不足を解消する方法

飲食店や店舗で「厨房機器を増やしたらブレーカーがよく落ちるようになった」「新しい業務用エアコンを入れたいが電気が足りるか不安」といったお悩みは、多くの場合「電気容量不足」が原因です。解消するには、まず自店の電気契約が「電灯」と「動力」のどちらなのか、容量に余裕があるのかを知ることが第一歩です。この記事では、福岡・佐賀で電気工事を行う電気工事士の有資格者が、動力と電灯契約の違いと、電気容量不足を解消する方法をわかりやすく解説します。

店舗の電気は「電灯」と「動力」の2種類

毎月の契約電力が50kW未満の店舗は「低圧」で電気を受けており、この低圧はさらに従量電灯動力(低圧電力)の2つに分かれます。

従量電灯(電灯契約)

照明やレジ、パソコン、家庭用サイズの家電などに使う一般的な契約で、単相の100Vや200Vを利用します。多くの店舗で基本となる契約です。

動力(低圧電力)

三相200Vを使う契約で、業務用エアコンや業務用冷蔵庫・冷凍庫、大型の厨房機器(大きなモーターやコンプレッサーを使う機器)に必要です。パワーの大きい機器を安定して動かすために、電灯とは別に動力契約を結びます。

つまり、業務用エアコンや大型冷蔵庫を導入したいのに「動力契約がない」「動力の容量が足りない」という場合、電灯契約のアンペアを上げるだけでは解決しないことがあります。

なぜ電気容量が不足するのか

開業時はちょうどよかった電気容量も、営業を続けるうちに不足しがちです。主な原因は次のとおりです。

▶ よくある容量不足の原因
・オープン後に厨房機器や冷蔵庫、エアコンを追加した
・メニュー変更で消費電力の大きい機器を導入した
・居抜き物件で、前店舗の契約容量のまま営業している
・複数の機器を同時に使う時間帯にブレーカーが落ちる

とくに居抜き物件では、前の店舗の業態に合わせた契約・設備のままになっていることが多く、業態が変わると容量が合わなくなるケースがよくあります。

電気容量不足を解消する方法

① 契約容量の見直し

まずは、電灯契約のアンペア(契約容量)や、動力契約のkWを見直します。使用する機器の合計に対して契約容量が小さい場合は、契約を上げることで改善することがあります。アンペア変更工事の考え方はアンペア変更工事の費用相場と手続きもご参照ください。

② 動力(低圧電力)の新規契約・増設

業務用エアコンや大型機器を新たに導入する場合は、動力の新規契約や容量の増設が必要になることがあります。三相200Vの引き込みや専用回路の工事をあわせて行います。

③ 分電盤・幹線の増設工事

契約容量に余裕を持たせても、店内の分電盤や幹線(メインの配線)が古かったり容量が小さかったりすると、機器を安全に増やせません。分電盤の交換や回路の増設で、店舗全体の電気を安全に使えるよう整えます。

④ 規模が大きい場合は高圧受電も検討

契約電力が50kW以上になると「高圧」での受電となり、敷地内にキュービクル(高圧受電設備)を設置する必要があります。大型店舗や複数の大型機器を使う施設では、こうした高圧受電への切り替えが選択肢になることもあります。どの方法が適しているかは、使用機器と将来の計画をふまえて判断します。

工事は電気工事士の有資格者へご相談を

分電盤や幹線、動力の引き込みといった工事は、電気工事士法により電気工事士の有資格者でなければ行えません。容量計算を誤ると、ブレーカーが頻繁に落ちるだけでなく、過負荷による発熱や火災のリスクにもつながります。漏電、ブレーカー、換気扇修理119番では、電気工事士の有資格者が現地を確認し、店舗に合った容量と工事内容をご提案します。福岡・佐賀エリアで年中無休24時間対応、見積り・出張費は無料です。「機器を増やしたい」「ブレーカーが落ちて困る」という飲食店・店舗の方は、お気軽にご相談ください。料金の目安は料金ページでもご確認いただけます。

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